久しぶりに「何も無い」3日間を過ごした。
タイミング良く、盆休み前に注文した本やCDが届いたのでそれらを読み聞く。
■「琉球共和国 —汝、花を武器とせよ!」
ハードカバーを斜め読み。
(特に猥歌に)琉球の庶民パワー見いだし、「沖縄は日本ではない。ヤマトの理論で論じるな」「共和国として独立化せよ」と、沖縄返還運動を切り捨てる竹中労。勿論、今も昔も沖縄は琉球だ。
でも「自由な民謡が観光地化される」と危惧した事は現実になったかもしれない。
辻が色町だった頃はまだ遠い昔ではないのに。
それにしてもど真ん中直球の春歌の歌詞は凄い。
■「蟻の兵隊」
最後の今日は十三の第七芸術劇場で映画。
「どんなに正当化しようと、現場では殺し合いなんですよ」という言葉と、靖国神社で小野田さんに「貴方は戦争を美化するのか!」とくってかかったシーンが心に残る。
色んな立場あるにせよ、どうして「美化⇒正当化」してしまうのか。
「平和を築く」というごく当たり前の言葉が偉い立場の人達の口からは聞こえてこないのか。
で、帰りは「はながさ」で一杯!と思ったが盆休み中。残念。
■「沖縄民謡特選集2」
先週、店で上原正吉さんの「思やー小」をリクエストされたが出来ませんと謝った。「通い船」「瓦屋情話」「吉屋物語」・・・
情け唄は避けて通れないが、なかなか教室で習えるものでもない。
それらをずっと聞いて育った人達に少しでも追いつきたい。
遅いけどね。
■「 沖縄音楽ディスクガイド」
ネットで見つけて衝動買いしたが、ほとんどが知っている内容だった。
まあ、最近のCDについても書かれていたので良しとしよう。
「琉球共和国」に会わせてくれたスパハーにお礼の意味で寄贈します。