今回のお稽古で言われた事。
「弾けー三線、あびれー歌」という言葉があるけれど、
ただ弾けくだけでは「三線」にはならない。
「女弦、男弦があるさーね、その間を取り持つのが「中弦」。
だから中弦だけは少し強く弾いていいが、基本は、優しく弾いてあげなさい」
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大切なことは、「優しく弾きなさい」という一言。
音の大小は、弦を強くヒットするという事ではないということ。
三線の撥さばきで大切な事(基本中の基本)は、
ちゃんと弦を撥で抑え込んで鳴らす事。
この基本が出来ていれば、音の大小は、「抑え込む量」で決まります。
音の「大⇔小」は、すなわち「しっかりと深く強く⇔浅く優しく」ということ。
一番重要なのは「優しく弾くのが基本」ということです。
残念ながら、私の知っている範囲でも、皆さん強くヒットしすぎ。
これは「早弾き」でも同じ。手をパチャパチャーしてはいけない。
優しく弾いても音は出ているし、しっかりと弦を捉えていれば
しっかりとした芯のある音が出ますので、ちゃんと相手に聞こえます。
そして、優しい三線に合わせる唄は、「優しく丁寧に唄うこと」になりますね~
(そのあたりは、次回^^)
以上、今回の稽古より。
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参考までに、今年の新人賞の講評「女弦が弱い」と云うのは、
多分ちゃんと弦を捕まえ切れていないということだと思います。
(帰りの那覇空港でばったり会った)アブジさんのサイトを参考にしてくださいね。
※いちにの三線より :
三線の演奏 > 女弦が弾きにくい