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1月22日をもって、14年間の仲順の営業、そして舞台の最終日を迎えました。
改めて皆さまに御礼申し上げます。これまでのご愛顧ありがとうございました。 会社勤めをしながら、毎週末に大正区に行き最終バスで帰るのは、本当に身体が 大変でしたが、まさしく「おっさんの青春」だったと感慨深いです。 忘れない様に、14年間の思い出を記録しておきます。 1998年10月(当時39才)に仲田研に入門、本格的に沖縄民謡を習い始めました。 4年後の2002年7月に新人賞合格。此花区で営業していた仲順が、2003年4月 に大正区平尾に移転した時、順センセから「お前、店で弾いておき。カチャーシー 弾いて躍らせとけばいいから」と言われ、店で演奏する事になりました。 当初は嘉さん、いっちゃん、栄子ママ、と、多い時には4名で狭い舞台に立った 事もあります。でも当時、長距離トラック運転手だった嘉さんが夜勤の時には、 唄三線は儂1人。ご存じの様に仲順はご近所の沖縄出身の方も良く来られます。 そんな時にはナイチャーは儂1人(^^;;)。 当時は情け歌が歌えるわけも無く、習った曲を順番に演奏するしかありません。 元々高校時代からバンド野郎だったので、人前で演奏するのは怖くなくて、 照美センセからは「あんた舞台根性あるな」と褒めていただいきました。 でも「ちゃんとやらないといけない」という責任感は人より強く、そうなると、 そのプレッシャーから、約40分ほどの1ステージを終えた瞬間、胃が裏返る ほどの痛みが襲い、逃げるように3階に駆け上がり、治まるのを待ったものです。 その4年後の2006年12月に政絃会に移籍。沖縄での稽古が始まります。 習い始めてから8年経っていましたが、それでも民謡好きなおばちゃんから 「あんたの唄は沖縄の匂いがしないわ」と言われる事や、儂が演奏すると帰る 人も居ます。沖縄の人は上手い下手ではなく、何より故郷の空気が欲しいのです。 辛い言葉も態度も、それだけ皆さん民謡を愛していると言う事。「もっと頑張れ!」と 自分に言い聞かせながら何年か後、そのおばちゃんから「あんたよう勉強したな」と 言われたときの嬉しかった事(*≧∀≦*)/ 2013年5月に栄子ママが急逝。そして9月に経営者が代わり「ニュー仲順」で 営業を再開しましたが、一旦ライブはお休み。11月から「やっぱりライブを」と いう事で再度舞台に出させていただく事になりましたが、閉店。 2014年3月から、照美センセ他、昔のメンバにて「仲順」再開。 それから3年弱。いくつかの理由が重なり、ついに店を閉めることになりました。 1月の3週間は、県人会の皆さん、野村流&興陽会の先生方、高校の同級生、 そしていつもの飲み仲間&民謡仲間も来店してくれて、有終の美を飾る事が 出来ました。心から感謝しています。ありがとうございました。 舞台の最後は、前川先生の「謡の道」。途中ちょっとウルっと来ましたが、 少しはこの曲を唄えるようになったかな、と一人感慨に浸っていました。 これからまたしばらくは土日は自分の時間になります。 声を出しておかないと喉の体力が下がるので、家で大声で唄います(笑) 来年は民謡を習い初めて20年。これからも、唄を心の「柱」として勉強を続けます。 政雄先生の「少しの"節"、そして"情け"を入れる事で唄はガラっと良くなる、でも これが難しいよ」 「三線は優しくスカして弾きなさい、唄は情けを入れなさい」 の 教えを一生懸命守りながら、ずっと勉強を続けます。 でもやっぱり、人に聞いていただくのが一番の稽古だと思います。 たまにはライブもしますので、皆さん来て下さいね。 「習てぃ果てねらん 唄と三線や 習んていと思て 思案しるな」
by gonzodesign
| 2017-01-30 00:09
| 仲順日記
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Comments(4)
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dakkarayo at 2017-01-30 20:22
お疲れ様でした。
ようあんなディープなところで 14年も歌ったもんです。 ごんぞさんはエライ! 歌いたくなったら風亭でライブしてくれていいですよ~ (^^)
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gonzodesign at 2017-02-01 22:33
新人賞通っただけの儂に声をかけていただけて感謝です。
「誰がやったって文句を言う人はいるはず!」って開き直りが できる根性だけは自分で自分を褒めてあげたいです(笑) 新ユニットで自分たちの音を作り始めたので、良い感じに なってきたと思えたら、お披露目させてくださいね。
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Fumiちゃん
at 2017-02-07 11:24
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何回かお店でいい歌聴かせてもらいました。お疲れ様でした。
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gonzodesign at 2017-02-08 23:16
Fumiちゃん??? ありがとうございます!
嬉しいです。素直に喜んでおきます(^^)
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